切り替えの大切さ

高3の△△。国公立大の理工学部が第一志望。しかし、8月の中旬まで部活動が続いた。春の段階で、県大会、関東大会まで部活を続ける、というので、それなら国公立大はあきらめるんだな、と話をしていた。

実力のある生徒だが、5教科7科目はそんなにあまくない。センター試験への対応と2次試験への対応を同時進行させる勉強は時間がいくらあっても足りるものではない。私大の入試とは学習法が根本から違ってくる。私大への合格を目指す、といった方向で話を進めたが、親御さんの意向もあり「浪人してでも国公立大」ということになっていた。

部活動は県大会で終わった。塾の前半講習は、一斉授業への参加はほとんど出来ず、映像授業を中心に対処した。後半は他の生徒たちと一緒に授業を受けている。でも、なかなか切り替えが出来ないでいる。本人は切り替えているつもりなのだろうが、すべての気持ちを勉強に振り向けているか、というとそうともいえない。

中3の○○。チームは県大会で敗れたが、本人は選抜選手にも選ばれて強化練習があるらしい。いくつかの高校からも声をかけられて練習に参加している。でも、部活動で高校推薦、というのはない。面接点が考慮はされるだろうが、やはり実力で入試を突破するしかない。この競技の強豪校は学力レベルも高い高校が多い。地域のトップ校レベルだ。したがってかなりの学力が要求される。

本人には「競技を封印しろ」と言ってある。実現すべき夢は「□□高校で競技を続けること」なのであれば、今やらなければいけないことが何なのか、といった答えは当たり前のように導き出せる。中途半端に競技を継続するのでなく、切り替えてすべのココロを勉強に振り向けるべきだ。

切り替えるってことはとても難しい!

この二人だけでなく、中3生、高3生が、部活動を終えて受験生に切り替わっているか、というと、ほぼ全員が「まだまだあまい」という状態だ。修行途中のこどもたちだ。大人が考えるほど気持ちの切り替えは上手ではない。上手でないのであれば、切り替わるような環境を作ってあげるのがきわりのオトナの役目だ。とくに塾長としては当然の仕事だ。

生徒たちにはちょっと極端な言い方もするかもしれない。それもとにかく「気持ちの切り替え」をうながしたいからだ。私の仕事は君たちの夢を実現させることだからだ。私にはゴールが見えている。君たちには見えていない。だから君たちの軌道を修正してあげるのがワタシの役割だ。

みんな頑張ろうとしている。それはわかっている。だからこそ、もう一歩の踏み込みをして欲しい。センター試験までは150日ほど。県高校入試までも170日ほどになった。一日の積み重ねを大切にしたい。ココロからそう願う。