安堵

夏期講習中は娘が朝から夜まで授業を手伝っている。今日は、娘の第一志望だったとある就活試験の合否発表。いつものようにネット上で発表になる。これが最後の発表だ。昨年末から続いたおよそ1年の長い長い就活だった。いったいいくつの発表に泣き、喜んできたことだろう。とにかく長かった就活がこれですべて終了する。

授業中だったがネットで確認させる。彼女の受験番号はあったようだ。とにかくおめでとう。自分のチカラで勝ち取ったものだ。来春からは地元のためにしっかりと仕事が出来るオトナになって欲しい。

昨年の今頃からダブルスクールで就活予備校に通い、大学の授業と並行しての勉強。大学では生命科学系の学習。予備校では法律やら経済やらといった人文科学系の学習。大変だったと思う。さらに面接が彼女にとっては鬼門だった。それも、大学での「面接対策セミナー」や、予備校での「面接対策講座」を経て良くなっていった。何よりもいくつもの就職試験を受けることで、自らが強くなっていったのだと思う。何度も挫折を経験した。

いずれにしても、高校受験、大学受験と自分を追い込んできた経験が今回の就活につながっていると思う。彼女は今でも「高校受験の時がいちばん大変だった」と言う。初めての壁への挑戦は、後々までココロに残るということだ。そこをどう乗り越えたかが、すべてそれから先につながっていく。今回のことで彼女もさらに大きくなったと思う。社会人になってその経験は必ずいきてくる。

人は少しずつしか成長できない。それも、一歩ずつ、一歩ずつ。ちょっとした壁を乗り越えていくことの積み重ねでしか成長しない。でも、進み続ければゴールに到達できる。あきらめないこと。継続すること。それだけが人に与えられた武器だ。

就活は大変だ。でも、その前に、高校入試を、大学入試を、どのように乗り越えてきたか。それが就活につながる。そのことをこれからも私の指導の「根っこ」におく。

とにかく、一人の親として「安堵」した。と同時に、私もいろいろな気づきを与えられた1年間だった。この気づきは塾での指導に必ず還元できる。