小学生への読書感想文指導

小学生の国語の授業は「読書感想文」指導です。昨年も同じようにおこなっていますので、昨年の記事にリンクしておきます。

http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201107260000/

http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201107290000/

ポイントは「読書感想文」というのは「本の感想」を書くものではない、ということ。こう言うとちょっとびっくりかもしれないが、「読書感想文」は「感想」を書くのではなく、その本を読んだことによって「自分の心の中におこった気づき」や「心の変化」を書くものだということだ。そして出来ればその「気づき」を自分の体験に結びつけ、さらには「未来の自分」を描ければサイコーの「読書感想文」になっていく。

読書はあくまでも「体験」であって、書かなければいけないのはその「体験」ではないということ。「体験」から自分の心の中に広がった「波紋」をしっかりと見つめ、その「波紋」の行方にある「もの」を書いていくことだ。そういった意味で、「読書」は「映画」や「家族旅行」などに置きかえも出来る。あくまでも「体験」を書くのではなく、それをきっかけとして生まれた自分の心の動きを書くのが「読書感想文」といえものなのだ。

もうひとつ、文章を書く上で大切な作業は「プロット」をしっかりとつくることだ。「自由に書きなさい」といった指導法が良さそうにみえるが、これは指導者が指導を放棄したことになる。絵の描き方にしても楽器の演奏にしても「自由に」といった指導とは言えない指導を私は最も嫌う。文章の書き方はしっかりと教えてあげるべきだ。材料をそろえ、それを並べ替え、つなぎ、といった書き方の流れをしっかりと指導していきたい。

今回は400字詰めで2枚~3枚の感想文なのでプロットは2つ。それも強弱をつけて二つのプロットをつくり、それをつなげて感想文を完成させていく。こうした文章の作りあげ方は、感想文だけでなく他の様々な文章作りに応用できる。本当は中学生にも感想文講座を指導したいのだが、残念ながら今年はそこまでの時間をとることができない。そのかわり、来春入試で出題予定の「論説的な文章を読んでそれを要約する」といった問題へ対処するチカラをつける演習を進めている。

学習塾にとって「国語の指導」がこれからは大きなアドバンテージになってくるかもしれない。