国語のチカラ その1

塾では数学と英語の授業が多く、理科と社会もやっているので私が国語の教師だと言うことを知らない生徒がほとんどだ。

そもそも塾で国語の授業は難しいものがある。他の教科と違い、国語は学校の先生の個性があらわれやすく、教科書を使わない先生もいるからだ。使ったとしてもどの単元を学ばせるかも担当の先生次第で、教科書の順番通りに進むことはほとんどなく、どこを学習するのかもわからないのでやりようがない。

と同時に、いつも生徒には言っていることだが、定期試験対策の国語は暗記教科だよ、と私は考えている。定期試験では「どの文章が出題されるか」がわかっているので、その文章のどこが出題されるかもほぼ予測がつく。3パターンほど問題を解かしてしまえば、ほぼ間違いなく同じパターンの問題が出題されることになる。そういった意味で「定期試験の国語は暗記科目だ」ということになる。

神奈川県の県立高校入試問題の国語は、記述問題などほとんどなく、わかりやすい四者択一問題ばかりだったので、こちらも「とくに国語のチカラがなくとも解くことが出来る」といったレベルだった。当然、塾では国語に割く時間は少なくなり、数学や英語の1/10も学習する時間をとることはなかった。

その状況が劇的に変わった。

来春入試から、県立高校の入試問題の国語に、50字程度の文章要約問題、150字程度で自分の意見を述べる問題が出題されることになった。配点はわからないが、普通に考えて大きな配点になることだろう。今のmiyajukuの生徒たちにこんな問題しっかりと解答できるものはいない。というよりも、ほとんどの中学3年生にはムリだろう。国語のチカラが問われる入試に変わるのだ。さらに、理科や社会でも記述の出題がはじまる。他の都道府県の皆さまは驚くだろうが、神奈川県の入試では今まで記述の出題はなかったのだ。

この夏休みの講習も、数学と英語と国語の授業数の割合を5:5:3とした。今までは10:10:1だったのでmiyajukuとしては劇的な変化だ。中2生、中1生にも「記述」ということに焦点をあてた国語の授業を増やす。

さて、国語のチカラについて書きたかったのだが、話が本題に入る前に終わってしまう。この稿は続きますひよこ