3月に実施した模試の返却
3月に中1,中2生に実施した「全県模試」の帳票が送られてきた。新入試制度にあわせた問題になっている。100点×5教科の500点満点で記述問題がどの教科にもふくまれている。7000人近い受験者があったようで、その中での順位、志望校内での順位も出されている。とくに新中3生には、この「第一志望校内での順位」に注目をさせたい。
今年の中3生の高校入試は手探りにならざるえない。制度そのものの詳細も未だに発表されていないし、受験生がどのように受験していくのかの傾向も全くわからない。入試の難易度さえも予想するしかないのだ。もちろんドタバタする必要は全くないし、しっかりとした実力を持つことが何よりも重要なことは間違いない。
といって、入試の具体的な「姿」が見えないようでは不安ばかりが先立ってしまう。そのためにもこうした模擬試験を今年はいつもの年よりも多く実施するつもりだ。こうして数字として戻ってきた帳票をしっかりみていくといろんなことが見えてくる。見えてくれば不安も減っていくというものだ。
模試の効用はそうしたデータの面からだけではない。今回戻ってきた解答用紙をしっかりと分析すれば、記述問題への対策がわかるはずだ。この程度の書き方だと○にならない。もう少しこうした書き方に変えるようにしよう。などと自分の答案用紙をしっかりと見つめ直させたいと思う。
とにかくじっくりと時間をかけて帳票と向き合わせたい。