シンプルでわかりやすく、早く描ける図
冬期講習が続いています。たくさんの生徒たちが朝から晩まで入れ替わり立ち替わり出入りします。活気がありうれしいです
受験生はそれなりの緊張感の中で塾での授業を受け、自己学習にも励んでいます。
冬期講習は短距離走です。夏の講習のようにじっくりと実力を積み上げていくのではなく、1点を取りにいくための手立てを身につけていく場です。そのことをしっかりとわかって学習するのとそうでないのとでは全く成果が違ってきます。
たとえば、ノートの取り方も夏と冬では違わねばなりません。いつも言っているように「色を使ってのノート書き」は厳禁です。試験当日入試問題に取り組むとき、赤や青のペンは使えません。線分図や図形、関数の図を書くときも、色を使わずにわかりやすく書く工夫を今からしておくべきです。もちろん定規を使うなどもってのほかです。
きれいでなくとも良い。シンプルでわかりやすく、早く描ける図を目指しましょう。
意識の問題です。いつも実際の入試当日に問題に取り組んでいる自分を想像しながら冬の講習にのぞむこと。それが最も効率よく時間を使っていくことにつながり。効果的な学習に結びついていきます。
たった2週間の期間です。受験生で11日間の期間です。でも、この11日間で「グン」と成績というよりも得点をアップさせることができるかどうか、それが1月からスタートする受験の成否に関わっていきます。
コンパスを使わなくとも正円に近い円が描ける。そうなれば算数や数学の得点は間違いなく合格点に達します。受験というのはそうしたものです。