今時のお父さん

いろいろなお父さんがいらっしゃる。塾の保護者会などをやると、必ず奥様と二人で出席される方。一人で出席される方。こうしたお父様方は塾としても本当にありがたい。直接、こちらの考え方や指導方針をお伝えすることが出来るからだ。

ただ、そうしたお父さんはやはり少数派だ。多くは、子どものことはお前に任せる、と奥様〈お母様〉にあずけっぱなしだ。確かに単身で遠方に赴任されていたり、海外出張が多かったり、仕事でめいっぱいで子どものことまで考えていられない、という方も多いのだろう。

私はお母様との面談時に、お父様のご意見は? 、と聞くことが多い。そのあたりがわからないと、生徒への指導がしづらいからだ。お父さんが頭ごなしに怒るばかり、という場合もある。そんな生徒に私も同じように怒るばかりの指導をしても一歩も前に進まない。生徒にとっては、またかぁ、と嵐が過ぎ去るのを待つだけになってしまう。

子どものことを奥様に任せる傾向のあるお父さんに共通しているのは、世の中は厳しい。そんな甘っちょろい考えではやっていけない。もっと、もっと自分に厳しくやっていけ。といった考えをもたれていることだ。しかし、こうした厳しさは、今の学校教育の中では向こうの方に押しやられている。

そのギャップの中で、お母さんが苦労してしまう。お母さんは子どもに頑張って欲しい。かといって、お父さんが言うような厳しさはなかなか身につける場がないし、子どもはあまい方にばかり足を向ける。。板挟みになってどうしていいかわからなくなってしまう。お父さんは、あんなあまっちょろいやつはほっとけ、というが、そうするわけにもいかない・・・

難しい問題だ。私が入っていけることでもない。とにかく、今のこどもたちの置かれた状況は、実際の社会の状況とはかけ離れている。といっても、教育の場にどこまでの厳しさが必要かは意見の分かれるところだ。いずれにしても、少しずつ、少しずつ、厳しさに慣れていってもらうしかない。

お父さんたちにも、今の生徒たちが置かれている状況を、客観的に知ってもらう努力が求められていると思うのです。そうはいっても仕事は大変だし、といわれてしまうと何も返せなくなってしまうのですがひよこ