新高1生と部活動
昨日の新高1の授業。△△君が20時開始の授業に現れない。しばらくしてお母様からメールがあり「部活動でまだ戻っていない」とのこと。県立高校は8日or9日が入学式だった。その直後の日に暗くなるまで練習をする、というのは常軌を逸している。その点だけから見ても、まともな活動をしている部とは思えない。
顧問にまともな感覚がないのか、最近多いのだが、OBなどのコーチに指導を丸投げしているかだろう。このOBコーチというのを高校の部活動指導に最近はよく見かける。とにかく「熱血指導」なのだ。学校での練習が終わった後に他の場所を使って夜の10時過ぎまで練習をしたり平気でやってしまう。
部活動って何なんだろう。そこまでして「勝利至上主義」になる意味ってなんなんだろう。そうしたOBコーチは何のために指導をしているのだろうか。生徒のためなのか、自分の自己満足のためなのか、傍から見ているとよくわからない。そして、そんなOBコーチに、知らず知らずにズルズルと引きずられていく生徒たち。
とにかくひとつだけ新高1生に言っておきたい。
部活動には「主体的」に関わること!
「主体的」というのは「自分中心」と言い換えても言い。高校生活の3年間というのは「あっ」っという間に過ぎていく。と同時にとっても大切な三年間でもある。あえて言わせてもらえば、その大切な三年間を「たかが部活動で埋めて欲しくない」のだ。
いろんなことに挑戦して欲しい。いろんな人と交わって欲しい。そして、何よりも「しっかりと勉強をして欲しい」のだ。
時間の管理が出来ない人間はサイテーだ。同じように時間の管理が出来ていない組織もサイテーだ。部活動も同じこと。何よりも「きちんと時間を決めて練習する」ということができていない部活動にはゼッタイに所属するべきではない。君たちの「大切な高校生活」を全くムダな時間に置き換えられてしまう。
良く考えて部活動を選んで欲しい。