やはり新しい高校入試の問題は手強い
やはり新しい高校入試の問題は手強い
わかってはいたが、こうして毎日のようにその対策に取り組んでみての実感は重い。といっても、今まで英作文も英文解釈も出題されていなかった神奈川県だ。他の都道府県では当たり前の出題だったわけで、これが全国標準ということだ。
今の中学校の定期試験問題は、この新しい高校入試の問題には全く対応していない。普段の定期試験には英作文も英文解釈もほとんど出題されていない。とにかく90点以上が半分以上はいるという易しい問題だ。入試問題との落差は大きい。
12月からはじめた受験勉強で、新しい高校入試の問題に対応できるのは、ある程度頭のよい子たちだけだ。ごくふつうの生徒たちはほとんど対応できないまま入試を向かえることになってしまう。
まぁ、今年は誰もが同じような状態だろうから、中堅以下の高校では、新傾向の問題は誰も解けずに終わってしまう、ということになってしまい、「差」がつくのは従来型の問題になるはずだ。このレベルの高校を受験する生徒には、新傾向の問題は無視してできる問題を増やしていく指導をしている。
今の中1生、中2生には同じ轍を踏ませたくない。彼ら、彼女らには、学校の定期試験を目標とせず、高校入試の問題を目標とした学習を徹底させていきたい。といっても、ここが最も難しいところだ。なかなか意識を変えることはできない。
意識を変えるためには具体的な取り組みが必要だ。たとえば、月例テストをとりいれて、学校の進度とは別に塾の進度とレベルで授業を進めていく、などといったことも考えてみる必要がある。
とにかく新しい高校入試問題は手強い。冬期講習は明日まで。あとひと頑張り