中学生に模試の返却

新中3生と新中2生に先月の学期末に実施した模擬試験を返却している。今回の模試は、2月にあった公立高校入試の傾向にいち早くあわせた形式での問題だった。そうした意味で、1年後、2年後の入試問題の全体像を「ぼんやりと」だが知ってもらう意味での実施だった。

今回の公立高校入試問題は本当に「とんでもない」入試問題だった。どの教科も「一歩踏み込んだ出題」になっていて、学校の定期試験対策レベルの学習では全く対応できない問題がたくさん出題されている。そういった意味で、こどもたちの意識改革が必要になってきている。

こどもたちはどうしても目先の試験にだけ目を向けがちだ。そして、その学校の定期試練の問題は、絶対評価になってから「学んだことが身についているか」といったことの確認のためのテストになっている。決して「一歩踏み込んだ出題」はされない。

昨年度までであれば、3年の11月までは学校の定期試験対策ほ中心とした学習をし、そこから2月半ばの入試日まで入試対策り学習をしていく、といった大ざっぱな流れの学習で高校入試に対応できた。だが、入試問題の難易度がこれだけ上がり、何が出題されるかの傾向もつかみきれなくなってしまった現状では、今までの学習スタイルでは全く対処できなくなった。

普段から「一歩踏み込んだ問題」を意識した学習を進めていく必要がある。そのためには「こんな難しいもの学校のテストには出ないよ」といった感覚をこどもたちから取り除く必要がある。例えば、中3生は因数分解の学習をしているが、式の組み合わせをかえて因数分解をする、といった問題は学校の試験には出題されることはない。でも、そうしたところまで踏み込んで学習していく必要がでてきた、ということだ。

今回の模試は、結果よりも、こんな記述が出るんだ、英作文もこんな感じなんだ、といった入試問題の雰囲気をつかんでもらえれば良い。そして、1年後、2年後に向けて「何をしなければならないか」ということを考えるきっかけにして欲しい。