STAP細胞

STAP細胞というのが発見された、ということがニュースになり、マスコミが一斉に沸き立った。今度は論文に間違いがあったということで一斉にその研究者をたたきはじめた。相変わらずのマスコミの姿勢だ。日本のマスコミは、というよりも、日本の社会はいつからこんな「リンチ的」になってしまったのだろう

その研究者が記者会見を開いたという。しかも、会見でその研究者はひたすらに謝ったという。何のために? だれにあやまらなければいけないの? というのが私の素直な感想だった。そもそも謝る必要のある問題ではない。マスコミが勝手に事件に仕立て上げてしまっただけなのだ。謝る必要があるとしたらそれはマスコミの方だ。

わたしはこの件については、新聞もテレビも、ましてや週刊誌などの情報には目を向けることはしないことにしている。そんな中、なるほどそうなのか、と腑に落ちる意見を見つけた。武田邦彦さんという中京大学の科学者の意見だ。

http://takedanet.com/2014/04/post_3b17.html

http://takedanet.com/2014/04/post_ff5f.html

読んでいただければわかることだが、簡単に武田さんの考えをまとめておくとつぎのようになる。

☆ 論文がなかなかすぐれたものだということ。
☆ しっかりと説明しようとしすぎたが故にミスが出たのではないか、ということ。
☆ 世界の科学に貢献する内容だということ。
☆ 今問題なのは「論文の結論」ではなく「論文の書き方」だということ。
☆ それも、もう少し注意して論文を書きなさい、と注意をすればすむ程度のことだということ。
☆ この手の論文ではミスがあるのは普通のことだということ。

そして、最も私が腑に落ちたのは次の部分だ。

これだけ良心的な論文をだし、社会に多くの情報を提供した意図が、なぜ、1,2枚の写真を間違えた(私はそのことは論文を読んだ人に絶対に錯覚を与えないと思う)のを問題にしてバッシングするのだろう。

もちろん武田さんの意見はひとつの見方だし、それ以外に様々な考えの方がいるだろう。でも、私にとっては、モヤモヤしていたものがストンと落ちたのだ。コピペが悪い、ということも、それが一人歩きをしてしまっている。でも、論文を書くときに過去の研究成果を引用するのは当然だし、論文引用の回数を世界の大学は競っている。

今回のことはいろいろなことを教えてくれる。