大和高校と川和高校の特色検査について

一昨日、大和高校と川和高校も進学重点校のエントリーをしたので、早晩、特色検査を実施しはじめるだろう、という記事を書きました。 → http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201512150000/ 

そう考えたのは、学力向上進学重点校になるためには、県教委から「入学者選抜において特色検査を実施し、質的・量的に充実した教科指導を展開していること」という条件が出されていたからです。

それがどうも違うようなのです。

今回の新しい県教委から出された指標をよく読んでみると、特色検査の文字はどこにもなく、「めざす生徒像を見据えて、課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)のある教科指導等を展開し、高いレベルの思考力・判断力・表現力等の能力の育成を図るため、各学校において達成すべき学力水準を示している」のように文面がかわっています。

その後、いろいろと調べてみた結果、多くの高校から「特色検査」の実施はなかなか負担が大きい、学力向上進学重点校へのエントリーにはその条項をなくして欲しい、といった要望があったとかなかったとか・・・ いずれにしても、進学重点校の条件から特色検査の一項はいつのまにか外れているのは事実です。

ということで、大和高校も川和高校も、学力向上進学重点校にエントリーしたからと言って、特色検査を実施する必要はない、といったことから手をあげたのではないか、と予想できます。

もちろん、地域から2校を選ぶ、と県教委は言っているので、県央・相模原地区からは、厚木高校、大和高校、相模原高校の3校から1校が落ちるわけです。進学実績から考えても、大和高校は他の2校より分が悪いですし、特色検査も実施していない。大和高校が本気になって進学重点校の座をねらうのであれば、当然、特色検査を実施するべきでしょう。ひとつの大和高校のホンキ度を測る指標になるかもしれません。

それにしても、特色が重いから、とエントリーから手を下ろしてしまった高校もあるはずです。たとえば秦野高校などがそうなのでしょう。逆に横須賀高校のようにさっさと特色の実施を決めた高校もありました。そして、結局は、特色の条項は消えてしまい・・・ いろいろと泣き笑いした学校があったのでしょう。ある意味では、こうしたこともなんだか生臭い世界なんだなと、あらためて知ったしだいです。

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