来春の県立高校入試予想 その1

今日は「全県模試 伸学工房」の「高校入試セミナー」に行ってきました。毎年、この時期におこなわれるセミナーで、全県模試の11月までの志願者動向から来春入試の難易度の予測をするというセミナーです。大きく動きそうな学校を中心に今日から何回かで、miyajukuの中3生が受験しそうな高校を中心にまとめてみます。

まずは、大和・座間・綾瀬の地域から。増減は、全県模試受験者の5月〜11月の集計。志望校は第3希望まで書いている。

大和高校

第一志望者 2013→2014 △3%  2014→2015 △7%
志望者全体 2013→2014 △1%  2014→2015 △10%

あいかわらずの人気です。今春入試では1.44倍という高倍率でした。にもかかわらず、今の段階でも第一志望者、志望者全体ともに志願しようという生徒が増えています。今春入試では、2次選考ラインは厚木高校よりも高かったと予想されます。それほど難易度があがっているということです。来春入試でもそれと同じぐらいの難易度と考えて良いでしょう。厳しい入試が続きそうです。私見ですが、大学入試の出口の結果を考えると、コストパフォーマンスのひじょうに悪い高校のひとつといえるのではないでしょうか。

座間高校

第一志望者 2013→2014 ▼14%  2014→2015 △39%
志望者全体 2013→2014 △2%  2014→2015 △7%

いやいや、びっくりです。H25年1.26倍、H26年1.31倍、H27年1.42倍と志願者が増えているにもかかわらず、11月までの全県模試で座間高校を志願する生徒が第一志望で39%も増えているとのこと。このままいけばとんでもなく難しい入試になってしまいます。座間高校を志願先に考えている生徒は要注意です。新校舎もできあがり、理系を中心に授業もきっちりとおこなわれ、部活動もそれなりにさかん。そんなところが人気の理由でしょうか。海老名高校の動向もふくめて考えましょう。

大和西高校

第一志望者 2013→2014 ▼8%  2014→2015 △9%
志望者全体 2013→2014 ▼18%  2014→2015 △36%

H26年1.22倍、H27年1.20倍ときて、現時点で昨年度よりも志願者が増えているとのこと。ここも昨年度並みかそれ以上の倍率になりそうです。レベルが同じような高校。例えば、藤沢清流や麻生高校がどちらも1クラス増になっていることから、無理して大和西を志願せず、そうした高校を志願先にするのも考えてみて良いでしょう。

大和南高校

第一志望者 2013→2014 ▼3%  2014→2015 △12%
志望者全体 2013→2014 △3%  2014→2015 △5%

志願者が増えているようにみえますが、H25年1.00倍、H26年1.02倍、H27年1.06倍と低い倍率が続いています。昨年も志願変更前の倍率は定員を割っていました。そういった意味では毎年と同じような入試になるのではないでしょうか。

また、12月に県立高校の再編計画が発表になります。第一期として統廃合の対象になる高校の名前が出てくるようです。この地域の中の学校がそこにふくまれているのかは全くわかりませんが、もしも名前があったときには、志願者の動きは大きく変わることが予想されます。何も大和南がそうなる、といっているわけではありませんよ。

他の高校はmiyajukuからの志願者もいませんし書きません。大きな流れとして、中3卒業生は増えていますが、それ以上に、私立高校も県立高校も全日制の定員を増やしています。このところの高校入試の特長として、上位校は高倍率、下位校は低倍率、といった傾向があります。さらに全体のパイが増えれば、下位校は入りやすくなり、定員を割る学校が出てくるのは確実だと思われます。

明日は、厚木・海老名地区をまとめます。

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