「決意」をかためよう!
毎日のようにお父さん、お母さんとも電話で、または来塾されての相談も続いています。もちろん、生徒たちとはほぼ毎日のように個別に話し合いをしています。この時期「やればできる」とか「頑張っちゃえよ」と言った言葉は絶対に使えません。そんな緩い精神論で生徒たちの大事な挑戦を後押しすべき時ではないからです。
あくまで客観的に、数字をもとに、彼ら、彼女らの合格の可能性について話します。最後に決断をするのは生徒です。それが大人への第一歩でもあるからです。明らかに私に背中を押してほしい生徒がいます。いや、お父さん、お母さんの中にもそうしてほしい、といった気持ちがうかがえる方もいらっしゃいます。ですがそれは出来ません。やってはいけなないとも思っています。
miyajukuは私と生徒たちとの距離が近いです。今年の中3生のほとんどは小5からの付き合いです。尾瀬に行ったり、被災地にボランティアに行ったりもしました。いろんなことが見えています。だからこそ余計に、私に頼らずに自ら決意をかためてほしいのです。
私はとにかく時間を十分にかけて、こどもたちとしっかりと話をします。こどもたちの中に「決意」が生まれるまでとにかく話を続けます。「決意」は人から与えられるものではなく、自分の中に、自分で作り出すものなのです。私はその「決意」を醸成させる手伝いをし続けます。指導者というのは、こどもたちを引っ張っていくものではなく、ただひたすらにこどもたちの中に生まれる「何か」をうながす立場にあるのだと考えています。
金曜日までは悩ましいでしょう。悩んでいいんです。そうして悩むことが、もがき苦しむことが、君たちを成長させるのです。そして、金曜日になって志願が締め切られたら、挑戦者としてすがすがしい顔で入試まで過ごしましょう。その時をむかえたら、私も力の限り君たちの背中を押していきます。
とにかく自分で「決断」してください。「決意」を心の中に固めてください。