県立七里ヶ浜高校
七里ヶ浜高校の特長をひと言で言うと、とにかくこの景色です。湘南の海が目の前に広がり、右手には江ノ島から富士山が、左手には三浦半島が広がるロケーション。周辺はオシャレなレストランが建ち並ぶ神奈川県でも随一の観光スポットです。そんな景色を高校生の間中眺めて過ごすことができる、というのが七里ヶ浜高校に通う最大のメリットでしょう。
この春の大学進学実績は以下の通りです。国公立大が東京外語大をはじめとして8名、私大は、早稲田/5名、慶應義塾/2名、上智/3名、國際キリスト教/1名、東京理科/4名、明治/27名、青山学院/19名、立教/18名、中央/31名、法政/54名、学習院/8名、北里/7名、成城/21名、明治学院/41名、日本/38名、駒澤/28名、神奈川/33名などです。今春の実績はかなり良いものだったようです。
校風はとても自由で、高校生活を楽しむ、といった雰囲気が強いようですが、この春からは県の「授業力向上推進重点校」に指定され、「脳動」をテーマとしての取り組みをしているとのこと。高1生には全員にスタディサプリのアカウントが渡され、宿題などで活用したり、セブンタイムという時間を月曜と木曜の7時間目に設定して自学・自習の習慣定着をうながしたりもしているようです。
通っている生徒は旧藤沢・鎌倉学区の地元が半分ちょっと。それ以外は、横浜や県央地区、遠くは小田原などからも通っている生徒がいるとのこと。このロケーションの中で高校生活を過ごしたい、という生徒が県内各地から集まってくるようです。面白かったのは、高1段階では、江ノ電の藤沢方面から来る生徒と鎌倉方面から来る生徒が半々なのに、高2になると藤沢経由がどっと増えるとのお話でした。藤沢駅の方が賑やかですし、塾や予備校が多いからなのでしょうか。
来春入試での内申、入試、面接の割合は 4 : 4 : 2 となっています。面接点については大きな差はついていません。合格者の平均は、内申が106.6で入試が324.3点(全県模試調べ)というものですが、定員が来春は1クラス減となるので、もう少し高くなると考えておいた方が良いでしょう。
miyajuku周辺からは遠いようで、中央林間から快速急行で20分ちょっとで藤沢駅、そこから江ノ電でコトコトと20分ちょっとです。あの相模湾の海の空気を毎日吸いに行く、と考えれば問題ないかと思います(^_-) 座間よりちょっと下、大和西よりちょっと上、といった位置ですから、そのあたりで学校探しをしている生徒は選択肢のひとつに加えてはどうでしょう。