保護者会にて
昨日の保護者会では、神奈川県の高校入試制度と問題傾向について2時間にわたって説明をしました。ご静聴をありがとうございました。保護者の方がまずしっかりと制度と出題傾向について理解していただくことが、高校選択について最も大切なことだと考えています。
よく、子どもしだい、といった言葉を聞きますが、それは根本的に間違っています。もちろん、親の考えを押しつけることも間違っていますが、15歳の子どもに判断できることとできないことがあります。オトナとしての相談相手になってあげ、的確なアドバイスをしてあげられること。それが何よりも重要です。
たとえば、昨日の話の中で、面接点に差がついている高校とついていない高校があるという話をしました。面接点も開示されているのですから、どの高校がどんな得点傾向があるかははっきりしています。ただ、そんな情報は中学校からは出てきませんし、本屋さんに売っている受験情報誌にも掲載されていませんし、ネットの情報にもありません。学習塾だけがそうした情報を提示できます。
たっぷりと学校成績を持っていても、当日の入試に不安がある場合、さらに面接でもなかなか自己アピールができない生徒だったとします。そんな生徒が「面接点でかなりの差をつける」高校を受験するのは避けたいです。そうしたアドバイスがオトナの親としてのものなのだと思います。
受験というのは、ある意味で、現実と夢の折り合いをつけることです。もちろん、そこに「差」がある場合、努力してその「差」を埋めることは大事なことです。でも、そうした中で「やればできる」的な精神論を振りかざすのは絶対にダメです。客観的な事実とデータに基づいて可能性を探り、最も良い志願先を見つけていくことが大事です。
全県1学区です。しかも、miyajukuのある場所は、360度どちらの方向にも出て行きやすい交通網の中にあります。自分にぴったりの高校を、様々な観点から探していきましょう。もちろん、わたしがそうした判断のもとにする情報はどんどん提示していきますし、的確にアドバイスもしていきます。