便所メシ!?
花冷えです。せっかくの満開の桜ですが、寒い中でのお花見になりそうですね。私は今日も春期講習です。
昨日は様々に新しい環境の中に入っていった方が多かったのでしょうね。うちの娘も異動で新しい職場に移り、私が帰宅して早々に1日の出来ごとを「わーっ」という感じで話してきました。いつものことです。こちらも「そうなんだ」などと相づちを打ちながら聞き役に回ります。
子育てはとっくに終わっている我が家ですが、家のこどもたちがそれなりに育ってくれたのは、こうして話が出来る環境があったからだと思っています。話せる、ということは、話が出来る雰囲気が常にあることです。それが大切です。
新しい年度がはじまるにあたり、こどもたちは不安の中にいます。便所メシ、という言葉をご存じですか? 友だちのいない学生や会社員が、お昼の弁当をトイレに行ったと見せかけて便所で食事することだそうです。それほど、学校や職場で孤立し、それを誰に相談することもしない、というかできない若者がいるということです。
そこまでいかなくとも、新しい環境というのはこどもたちにとってストレスであることは間違いありません。家庭でも、この4月は、積極的に話しかける機会を増やしましょう。まずは食事を一緒にとる機会を増やすことです。同時に、食事中にテレビなどをつけておくことは止めましょう。スマホはもちろん厳禁です。
ただでさえLINEなどのバーチャルな人間関係が増えているのです。家庭では「ぬくもりのある人間関係」を作っていけるようにしましょう。もちろん、miyajukuもこどもたちにとっては「ぬくもりを感じられる場所」でありたいと思っています。私もいつも以上に生徒たちに話しかける機会を増やしたいと思っています。