高校入試での採点ミス その1

忙しくしていてふれていなかった大きな問題について書きます。神奈川県の今春の高校入試で、採点ミスが多数見つかり、本来であれば合格していた生徒が不合格になっていた事例も見つかったというニュースについてです。

記述問題が増え、圧倒的に難易度が上がり、入試の得点で差がつく入試になっています。その入試の採点でのミスは、直接、こどもたちの合否に影響します。神奈川県民はもっとこの件に関心を持つべきではないでしょうか。

3月11日付けの事実のみを伝えたニュースです。 高校入試71校採点ミス、2人「不合格に」→ http://www.sankei.com/region/news/160323/rgn1603230018-n1.html

神奈川県教委からの記者発表です。 → http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f534372/

今日のニュースです。 マークシート導入検討 公立高入試採点ミスの再発防止に向け 調査委初会合 →  http://www.kanaloco.jp/article/162660

昨年、東京都の入試で採点ミスが大量に見つかり、結果、マークシート方式の導入がおこなわれたのと同じ道をたどっているようです。

さらにびっくりなのはこちらのニュースです。

1年前の入試で採点ミス。不合格の2人を合格に → http://digital.asahi.com/articles/ASJ3Q5DW1J3QULOB01J.html

今年の件をうけて、昨年の入試について解答用紙の開示請求をしたかたがいたのですね。そうしたらボロボロと採点ミスが見つかったということです。さらに驚くべきことは、いくつかの学校で、本来は1年間の保管が義務づけられている解答用紙を、すでに廃棄していたということです。

推測するに、現場では、ひとりの生徒の答案用紙を複数の先生が採点し、ミスがないようにルールを決めてしっかりとやられているはずです。それでもこれだけのミスが出るということは、構造的な問題があるはずです。しかも、東京都と違い、神奈川県では入試前後の高校生の授業をかなり休みにして入試業務にとりかかっています。そこまでしてのミスなのです。

いくつかの問題点が考えられます。それについては稿をあらためます。