センター利用入試と志願について
今日はそうした複雑な大学入試のシステムについてお話しする時間はない。知っておいていただきたいのは、そんな複雑な入試システムなのに、ふつうの公立高校では「面倒見の良い進路指導」など全くないということだ。あくまでも「自己責任」で、という姿勢だ。まぁ、大学入試なのだから、それでもよいともいえるかもしれない。
miyajukuの高3生たちは、センター利用で押さえの大学に先ずは受かる、が目標となる。第1志望の大学のセンター利用など出してもムダなので、ここで第2志望、第3志望の私大に合格しておき、2月の一般試験の日程を楽にしよう、ということだ。明治大の理工学部が第1志望なら、都市大や神奈川大あたりをセンター利用で受かっておこう、ということだ。それでも、7割越えの得点率が必要になる。
2月以降の一般試験でどこを受験するかは、センター試験が終わって、その自己採点の結果を見てからになる。日程と、合格発表、手続きの締め切り日まで考えて決めていかねばならない。せっかく塾に来てもらっているのだから、そうしたアドバイスはしっかりとおこなっていく。
それと、志願の注意事項。
最近は、ネット出願、郵送出願、ネットで願書をダウンロードして郵送、などと様々な出願方法がある。また、〆切りも「消印時」や「着期限」などもある。しかも、年明けは6日が土曜日で、8日の月曜日が祝日。13日がセンター試験当日なので、9日が出願〆切りの大学もある。できれば子どもたちには勉強に専念してもらいたいので、こうした手続きについては、保護者の方にサポートをお願いしている。
それにしても、出願は、昔のように願書を書店で買ってきて郵便局から簡易書きどめで、がシンプルで良かった。とくに写真が面倒だ。スマホで撮って修正ソフトを手に入れてプリントして、って、どれだけの面倒を受験者に強いるのだろう。ICTの使い方を間違っている例だ。こっちも昔のように写真屋さんでとって、はさみで切ってノリで貼って、が良い。
いずれにしても、ドタバタとしがちな志願を、しっかり冷静に、が大切だ。