神奈川県入試そっくり模試

10月22日に実施した「神奈川県入試そっくり模試」の結果がもどってきた。miyajukuでは、県内大手の模擬試験を3つほどバラバラに生徒には受けてもらっている。中3生とその保護者の方のために帳票のみかたを書いておきたい。

まずは、基本的な成績の部分。今回の模試の範囲は中3の内容の1/3程度なので、得点の部分はそのまま入試の得点とはリンクしていない。それよりも注目は「偏差値」の部分。自分の志望校の合格者の平均的な偏差値と比べて、自分の偏差値がどの程度上か下かを教科ごとに知って欲しい。

もちろん、低い教科については、しっかりと勉強を積み重ねるしかない。今回の受験者は7417人だったようなので、その中の順位と、そこから換算した38310人の県内中学生の中での順位も、クラス内、学校内でしか相対評価を受けていない中3生にとっては逃げずに見ておいて欲しい。

さて、公立志望校の判定の部分。

横軸が内申点。中2/45+中3/45×2=135点満点の数字。縦軸が、今回の模試得点を入試得点に見立てた数字。内申点が高ければ左に寄り、入試得点が高ければ上による。もちろん、それぞれの高校の「内申 : 入試」の割合に合わせてある評価になっている。太線が合格圏のボーダー。高いレベルの学校ほど直角二等辺三角形になる。易しい学校は、入試のラインが低くなので、縦軸が長い直角三角形になる。

自分の位置は「赤い星」になる。黒い実戦の外に★があれば、縦軸で上に行くか、横軸で左に動くかのどちらかだ。まだ、期末試験が残っているので、横軸も左に動けるし、入試までは100日以上あるから、縦軸で上に行くことはいくらでもできる。すべては自分の努力しだいということ。

私立高校の判定は無視して良いです。何度もいうように、私立高校は「打診」によって合否が決まります。模試の成績などまったく関係なく、あくまでも学校の成績と検定試験などの評価がすべてです。受験校の目安の部分には、今回の模試の判定から、模試会社の方から「こんな学校がありますよ」という情報なので参考にして欲しい。

さて、今回の模試の結果を見て、塾長のワタシは頭を抱えています。典型的な「学校成績に比べて入試での得点が出しにくい」生徒がたくさんいるからです。このまま第一希望の高校につっこんでいけば、半数の生徒は不合格の憂き目をみるでしょう。

だからといって志望校を下げさせはしません。もう一段階、しっかりとエンジンをかけなおします。逆に、今回の模試の結果を見て、鍛えがいがあるとワクワクしています。

中3のみんな。気合いを入れ直そうよ! ここから100日間。ほんとうに死にもの狂いで勉強しようよ! 塾長は精一杯、そんな君たちの気持ちに応える環境を作っていくから。保護者の皆さまも、ここからが勝負です。今一度、家庭での学習環境も含めて、受験への体制づくりをお願いします。

まずは、2週間後の期末試験に全力で取り組みましょう。

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