神奈川工科大学
工学部、創造工学部、情報学部、応用バイオ科学部、看護学部からなる理系の大学です。センター利用の通過率が45%〜60%、偏差値ではSS40〜SS45といった難易度です。看護学部と工学部の臨床工学科は平成27年に新設されたばかりです。就職には力をいれて学校がバックアップしているようで、そのバックアップ体制はかなりしっかりしたもののようでした。
miyajukuからは過去に併願で受検した生徒はいるものの、実際に進学した生徒はいないので、学生生活を直接知ることは出来ません。東海大、神奈川大、東京農業大などを受験していく生徒の併願校といった位置づけです。ただ、こうした学校は、偏差値の刻みだけではわからない部分もたくさんあります。保護者の方も、A大学よりB大学の方が偏差値が高いから、といった感覚で大学選択を強いないようにしたいものです。実際に目で見て、情報を集めて判断すべきです。
たとえば、神奈川工科大では「スーパーサイエンス特別専攻」というプログラムがあります。
1 60万円の返還不要の奨学金が入学から4年間給付される
2 2回の海外研修が無料
3 英語のTOEIC対策の授業
4 読解力、文章表現力、プレゼンテーション力などの教育
などといった内容になっています。
この専攻を希望する生徒は、センター利用、一般試験で一定の得点率をクリアすれば合格となります。各学年で20名〜30名がこの専攻に是移籍していて、県内の高校からも厚木高校、光陵高校、希望ヶ丘高校といった上位校からもこのコースに進学している生徒がいるようです。miyajukuの生徒たちも、来春入試ではひとつの選択肢とさせたいと思います。
やっぱり、実際に足を運んで自分の目で見てみないとわからないですね。受験生のみんなも、また、保護者の方も、同じように「自分の目で確かめる」ことを前提で学校選びをしましょう。中学も、高校も、大学も同じことです。そして、偏差値というのはひとつの「目安」です。もちろん、重要なファクターではありますが、すべてはありません。数字のいくつかの差を重視してもしかたがない、ということです。
今日の訪問では、看護士や管理栄養士などの国家資格を取得するコースについては、正直、情報を得ることはあまり出来ませんでした。例えば、看護学部では、実習をする病院との連携などがスムーズに出来ている理科、などといったことはまたの課題です。