周辺高校からの大学合格実績 その1
首都圏にある国公立大学は、最も低いといっても横浜国大や首都大学東京のレベルで、偏差値は60をこえます。5教科7科目を学習する必要もあることから、周辺の公立高校から国公立大に進学できる生徒はごくわずかしかありません。公立の中学のレベルで考えると、卒業した同級生の中で数人が国公立大に進学する、といった割合だと考えてください。それほど「狭き門」だということです。
一覧をみてもわかるように、湘南高校、横浜翠嵐高校は140名〜150名の合格者を出してさすがの実績です。厚木高校、川和高校も80名前後の合格者を出しています。希望ヶ丘高校もそれに準じる結果を出していますね。
地元の大和高校ですが、入学時は希望ヶ丘高校よりも難易度は高く、ボーダーは厚木高校をこえる年もあるのに、この実績しか出せていません。残念ながらお得感はあまり感じられない高校のひとつです。
相模原中等と平塚中等の結果は目を見張るものがあります。卒業生の数が湘南や翠嵐よりずっと少ないですから、すでにそのラインと同等か、それをこえた実績を出しているといえます。
海老名、座間のラインから下は、まず、国公立大は無理です。進学している生徒も1名とか2名はいますが、これはある意味では「間違って進学した」生徒といえるでしょう。
そんな中、鎌倉高校の実績はさすがです。海老名高校との入学時の差はほとんどないのですから、伝統校のチカラということなのでしょうか。
それは秦野高校にもいえるかもしれません。入学時のラインは圧倒的に海老名高校の方が上なのですから、この差も3年間の高校での積み重ねの「差」といえるのでしょう。秦野高校は「お得感」がいっぱいの学校といえるでしょう。
偏差値40からの逆転とか、ビリギャルとか、確かに「うけ」は良いですが、実際にはそんなことはほぼありえません。しっかりとした集団の中に入ることが、何よりも大切なのは、こうした一覧をみていつもいつも思い知らされることです。