高校入試の国語
少しずつ、今年の高校入試の問題分析などもしていこうと思っています。とりあえず、マークシートの導入によって、問題の難易度が下がったことは間違いありません。
例えば、国語の漢字の書き取りが選択式になりました。これは、昨年の誤採点騒動の対策として、答案用紙を受験者全員に返却することになり、止め、はねなどの細かい採点でもめたくなかったからかと想像されます。
そんなこんなで、5教科全体で20点ほどは平均点がアップするだろうと考えています。
そんな中、miyajukuの生徒たちも、自己採点ですが、ほとんどの生徒が自己最高点をマークしてくれています。中でも国語の得点はびっくりで、96点が3人、90点代が7人と、全体の平均点でも83.6点なっています。
生徒たちの感想としては、論説文が読みやすかった、というものでした。ちなみに、おっきな塾などでは「国語の論説文は抽象度が上がり難しくなった」とか「選択肢がわかりづらくなった」などと講評されています。
手前みそですが、miyajukuの生徒たちは、それなりにたくさんの論説文を読み込み、選択肢の選び方についてもわたしからしっっかりとレクチャーを受け、その成果が出たものと思っています。
国語が高得点でいけた生徒は、全体としてそれなりの得点を修められているので、きっと合格ラインは越えられているはずです。逆に、今回の試験では、国語で失敗をしてしまうと全体の得点が伸び悩んでしまった、ということになってしまったはずです。
国語はなかなかチカラをつけるのが難しい教科ですし、学校の定期試験対策と国語の本来のチカラは全くリンクしないので、塾では扱いにくい教科です。miyajukuでは、そんな国語をどうにか「入試の柱の教科」にするためにも、新学期からの取り組みを考えているところです。