夏の講習時に実施した模擬試験について

中学生の夏の講習時に実施した模擬試験がもどってきたので返却している。中1生と中2生は21,000人~22,000人、中3生は1,5000人ほどの受験生があった。中1生と中2生は全国模試になるが、中3生は県模試なのでよりはっきりしたライバルの中での自分の位置を知ることが出来る模試になっている。 模擬試験を受験する最大の意味はいつもいうことだが「自分の相対的な位置」を知ることだ。 学習はいつもこの「相対的な成績」と「絶対的な成績」の両方を意識していくことがだいじだ。

さて、いつも説明していることだが、帳票のみかたの注意事項についてお話をしておく。

まず、各学年とも1枚目は「各教科ごとの得点、平均点、偏差値、順位」などの一覧と「教科ごとの単元ごとに理解度のグラフ」となっている。 注目は「偏差値」だ。 学校のテストと違い、こうした模擬試験は「正規分布」するような出題となっている。受験者全体の中央の位置が「偏差値50」となり、その数字が大きくなれば受験者全体の上位に、小さくなれば下位に自分がいることになる。偏差値については先日の記事 https://miyajuku.com/小学生のまとめテストの返却と、相対評価のもつ/ を参考にして欲しい。単元別の理解度については、赤の星がそれぞれの単元の平均値で、グラフが自分の得点。つまり赤い星よりも左にグラフがある単元が苦手な分野を示している。

2枚目の帳票は「志望校判定」になっている。中1生と中2生については偏差値から判断した簡易的なものになっている。実際は「学校成績」などが加味されるので、 あくまでも今回の模擬試験の結果だけから判断された合格可能性だということ。 それでも「ひとつの目安」にはなる。私立の高校についての判定もでているが、こちらは「学校成績」のみで合否が判定される高校が多いので、公立高校以上に「目安の判定」だということを頭において見て欲しい。今回の模試がいくらよくても、学校の成績が各私立高校の基準値を満たしていないとダメだ。

中3生の判定はこれらとはまったくちがうものになっている。 こちらは来春の入試を受験する県内のライバルの中での判定で、学校成績も加味されたものになっている。 現段階でのかなり正確な「志望校判定」となっている。とくに中3生の帳票では、志望校の中での自分の位置を「内申点」と「入試得点(今回の模試)」で示した表があるはずだ。この表をしっかりと見ておこう。ライバルの位置もこまかくわかるし、自分がその志望校に合格するためには何が足りなくて、何を学習していけば良いのかがはっきりわかるようになっている。

小問分析表は、各自の解答用紙の採点済み答案のコピーになっている。英作文や国語の記述問題などを中心に、自分の解答が正解になっているのかどうか、不正解の場合には何が足りなかったのかをしっかりと確認しておくこと。もちろん、その他の解答についても、正誤をしっかりとチェックしておくこと。

入試は「相対評価」の闘いだ。ライバルよりも上に行けば合格になり、下だと残念な結果になってしまう。厳しいが、その厳しさをしっかりとわかることが先ずは大切なことだ。このあと、中3生は模擬試験を何度も受験してていくことになる。その時に重要なことは、 相対的な位置を知ることはもちろんだが、単元ごとの弱点のチェックも重要となってくる。 これについてはまたその時に詳述する。