期末試験も大切ですが、期末試験の後の方がはるかに重要です

早い学校では明日から期末試験です。前回の中間試験から3週間ほどしか間がなく、その間に修学旅行や野外活動がはいっていて、試験範囲はほとんど前に進んでいません。学校行事などの関係があるのでしょうが、少なくとも来週の日程にできなかったのでしょうか。この日程だという理由がわかりません。

試験範囲が前に進んでいかないのと同時に、このままで大丈夫なのだろうか、という教科がいくつもあります。たとえば中3の社会です。毎年のように書くことですが、このままでは入試に間に合いません。ある中学の今回の試験範囲は「幕末の開国~明治維新」というものです。中2の時に終わっていなければいけない範囲です。しかものんびりペースは何も変わりません。このペースでいくと歴史の範囲が終わるのは10月になってから。そこから中3の範囲である「公民」に入ったとして、11月半ばの2学期の期末試験までどこまで進むでしょう。

圧倒的に難しくなった県高校入試の社会。単純な知識理解でなく、複合的な出題が増えています。こうした問題に対処するには、もちろん知識・理解が必要ですが、それらをつかった「問題演習」が欠かせません。それなのに学校のこの遅々として前に進まない授業進度に合わせていてはどうにもならないことは明らかです。

学校のことを悪く言いたくはありません。とくにひとり、ひとりの先生のことを悪く言いたくありません。組織として、制度として「学校」というのが「制度疲労」をおこしている、ということではないでしょうか。あまりに授業進度が遅いクラスがあったとき、それを修正し、指導することができない組織だということです。ふつうの会社だったら当たり前のことが「学校」という組織はできないんです。

もうちょっと早く進めないと子どもたちが困ってしまうよ、って誰かが言ってくれることはないんです💦

そんなことをいっても何もはじまりません。学校の制度疲労については政治がなんとかする世界です。学校の制度を変えてくれる党に選挙で1票を投じるだけです。ただ、そうした現状があることをしっかりと理解し、 来春の入試に向けて「いつまでになにをしなければいけないか」を明確にしておくこと です。自己防衛です。少なくとも夏休みまでには歴史の範囲を終え、夏休み中に地理と歴史分野は知識の面での総復習をすること、というように。

他の教科も同じです。理科であればどの中学も「化学変化とイオン」の単元しか終えていません。数学も「式の展開と因数分解」までです。まだまだ先は長いです。数学はこのあと「平方根」「2次方程式」「二乗に比例する関数」「三平方の定理」「空間図形」・・・と続きます。毎年のことですが、11月になってやっと「二乗に比例する関数」にはいる、というようなことが繰り返されます。結果として中3の範囲は終わらないまま、ということをずっと見てきました。

期末試験も大事ですが、 期末試験が終わってからの方がもっと重要だ ということ。それをしっかりとわかっておきましょう。