県教委の方にいろいろとお話をうかがってきました

昨日は横浜にて「神奈川民間教育協会」主催の「教育シンポジウム」に参加してきました。県教委の教育参事監(学校教育担当)兼指導部長の岡野親さんに来ていただき、県の高校入試のことを中心に様々にお話をうかがいました。

塾側から出された質問について岡野さんに答えられる範囲で答えていただく、という形式でのものでした。岡野さんはこれで3回目の出席になるのですが、ありがたいことに真摯に塾からの質問について答えていただけます。感謝しかありません。

ここではお話ししたいただいたすべてを書くことはできません。受験生、その保護者の方にとって有益な情報だろう、ということにしぼって書いていきたいと思います。

学力進学重点校について

* 進学重点校の今後 H28年度にスタートしH30年度で3年の区切りをむかえた。今は2期目の3年になっている。

* この間に「進学重点エントリー校」が現状より増えることはない。また、エントリー校から進学重点校には、条件があえばあげていくことになる。

* そのタイミングは各高校の大学入試の結果がわかる5月~6月になる。ということは、今年度は新たに進学重点校に上がるエントリー校は「ない」ということ。

* エントリー校は目標ではない。あくまでも「進学重点校」を目指していく。努力不足があればエントリー校から外れることもなくはない。

* 進学重点校をひとつのブランドとしていきたい。本当に実績があがっている高校にのみ「進学重点校」の名前が与えられる。

* 2期目が終わったあとのことはまだ何も決まっていない。ただ、東京都のような仕組みも参考になるのではないか。 → ここからは私の感想です。東京都は「進学指導重点校」が7校、進学指導特別推進校が7校、進学指導推進校が13校指定されていて、それぞれ入れ替えもおこなわれている。そんなふうに神奈川も数段階に区分けされるのかもしれません。

特色検査について

* 来春からすべてのエントリー校に特色検査を課すのは、エントリー校は「進学重点校」を目指す学校だから。

* 思考力、判断力を問うために「教科横断型」の問題が増えるのは当然だ。今後もこの流れは踏襲されるだろう。

* 共通問題が2題。選択問題が2題。その選択問題のパターンが4つだったが、来春入試でもそのままなのかはわからない。

* → ここからは私の感想です。実施する学校数が増えるので、「英語をベースにした問題」「記述の多い問題」「マークの多い問題」など、実施校の意見が反映できるパターンが増えないともかぎらないのかな、と

その他

中学校の内申点について、面接について、2次募集について、統廃合についてなど。とくに中学校の学習進度や成績の付き方などについては、出席した各塾の周辺状況をしっかりと聞いていただけました。その他については、またの機会にゆずりたいと思います。

私の感想

子どもたちを取り巻く状況は激変していこうとしています。そんな中、神奈川県の高校入試については、ある意味では「先取り」の改革が進んできたと思います。

たとえば「特色検査」についてです。思考力、診断力、表現力などといった新しい学力観を問う試験でありながら、ほとんどがマーク式の出題になっていて、安易に記述の問題にたよっていません。センター試験に代わる大学入試共通テストが、記述問題で様々に問題が生じているのをみると、神奈川の県入試を参考にして欲しいな、とさえ思います。

来春入試ではエントリー校も特色検査が導入されますが、受験生は怖がることなくしっかりと取り組んでいった方が良いと思います。それこそ、これから必要とされるチカラでもあるのですから。