日本は本当に「安全」な国なんだろうか・・・

子どもを巻き込んだ悲しい事件がまた起こってしまった。

日本は安全だ、と良く言われる。いわゆる「安全神話」というものだ。でも、本当にそうなんだろうか。そこから疑ってかかるべきなのではないだろうか。確かに昨日のような事件は防ぎようがないのかもしれない。でも、安全だ、という先入観をなくせば何らかの対処が可能なのではないか。

たとえば、交差点で信号待ちをするときは、普通はクルマが突っ込んでくることは想定していない。でも、今はそうしたことが起こりうる。それなら、できるだけ車道から離れたところで待つ、などといった自己防衛が可能になると思う。とくに子どもたちには、信号待ちの時には後ろの方にいること、と教えておくべきではないのだろうか。

いつも言うことだが、テレビや新聞、その他のマスメディアは「小さな出来事を最大限におっきく」して言う。振れ幅が大きい、といっても良いかもしれない。日本は世界の中でも最も安全だ、と言ったそばから、無差別殺人事件など凶悪犯罪が増えていて大変だ、と言う。

「原発は安全でクリーンなエネルギーだ」と信じ込まされていたのが、3.11を境にその価値観は180度転換させられた。それと同じ伝で、「日本は安全だ」というのはイメージでしかないのかもしれない。少なくとも、子どもたちの安全を最優先にする場合、そうした「安全神話」は疑ってかかるべきではないのだろうか。

それぞれのお家で、子どもたちの学校や塾、その他の習い事との往復の道筋、その時間、交通状況などなど、いちど話し合いをして注意を喚起しておく必要はゼッタイにあると思う。同時に、何かあった時を想定して、どうすれば良いのか、どこに連絡をすればよいのか、そんな緊急時の対応についても確認をしておきたい。

「生命」より大事なものはありえない。どんなことがあっても守るべきものだ。「安全だ」という先入観を捨て、いろいろなことを見直すべきではないだろうか。

最後に、突然に命を絶たれたお二人のご冥福を祈るとともに、肉体や精神を傷けてしまった方々の一日も早い回復を願ってやまない。

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