中学の定期試験 合計点ではなく観点別の得点に注目したい!

中学生はそろそろ1学期の期末試験になります。中間試験が終わって答案が返却され、お母さま、お父さまはどこに注目されたでしょうか。100点満点(または50点満点)の得点ですか? 全体やクラスの平均点ですか? そのどちらもみかたが違っている、という話しです。

つぎの写真は今回おこなわれたとある中学校の中間試験の解答用紙(模範解答)の得点の部分です。

お母さま、お父さまは合計の得点に注目をされるでしょうが、実は、切なのは「知識・技能」と「思考・判断・表現」のそれぞれの得点なのです。ある意味では合計点は評価には何の関係もなく、そういった意味で平均点も出しても意味のないものになっているのです。

どうしてか。今の評価は「観点別」です。「知識・技能」と「思考・判断・表現」についてA,B,Cの3段階で評価がされ、それをもとに5段階の評定がつけられるからです。ですから、注目すべきなのはそれぞれの観点ごとの達成率なのです。

評定の出し方についてすこし学習しましょう。

小学校は2020年から、中学校は2021年から、評価の基準が変わりました。4観点から3観点への変更です。

従来 「興味・関心」「思考・判断」「技能」「知識」

現在 「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」

3観点に変わったというだけでなく、順番が変わっていることにも注目です。これまでは「学習に興味を持たせること」がいちばんだったのが、現在は「知識・技能」がいちばんになっています。また「主体的に・・・」は最後です。学習内容をしっかりと習得させることが大切だという考え方に変わっているのです。

といっても、小学校も中学校も「絶対評価」であることに変わりありません。

相対評価  集団の中でまわりの皆と比べたときに「あなたの位置はこのあたりですよ」という評価のしかた。

絶対評価  まわりの子と比べない評価。評価する基準に照らし合わせて成績を決める評価のしかた。

たとえば中学ではこんなふうに評価がつけられるはずです。

それぞれの観点ごとに「A B C」の3段階の評価をつける。「知識・技能」「思考・判断・表現」は、主に定期試験の結果をもとにし、「主体的・・・」は授業での発言や発表などを参考にする。

ただ、中学の評価は5段階なので、この3つの観点の3段階をどうやって5段階にするか、ということです。つぎの表を見て下さい。何となくですが、観点ごとのAを「5」と「4」に振り分け、「B」は「3」で「C」を「2」と「1」に振り分けている。といった様子だと推測されます。

ここまでを整理すると

1 小中学校の評価は3つの観点をもとにつけられている。

2 絶対評価なので他の生徒と比べずその生徒だけを評価する。

ということです。

しかし、現実にはそうなっていない部分もある、という話しを次回はします。