6月の作文課題について
6月の作文課題がやっとできあがった。
小学生、中高生それぞれに、朝日小学生新聞、朝日中高生新聞から2つの記事を取り出してまとめ、それを読んだ上で400字で文章を書くという課題を月ごとに出している。
6月の小学生の課題はつぎのふたつ
テーマ1 かくれキリシタンと信仰・・・つぎの文章を読んで、今回「世界文化遺産(せかいぶんかいさん)」に登録(とうろく)されることになった「長崎と天草地方(あまくさちほう)の潜伏(せんぷく)キリシタン関連遺産(かんれんいさん)」について調べてみよう。どんな価値(かち)があり、どうして登録されたのか、そんな点を中心にまとめてみよう。
テーマ2 犯罪に巻き込まれないために、人ではなく場所に注意・・・つぎの文章を読んで、あなたの通学路での「ホットスポット」について書いてみましょう。また、どうしてそこが「ホットスポット」なのかも書いてください。犯罪に巻き込まれないようにするにはどうすればよいのか。人ではなく場所に注意とはどういう意味なのか、まとめてみてください。
6月の中高生のテーマはつぎのふたつ
テーマ1 フランスで義務教育が3歳から開始・・・つぎの文章を読んで、義務教育を3歳から開始することについて、賛否を明確にして、その理由を説明しましょう。格差の拡大という観点を忘れずに書いてください。また、反対の場合は、何歳からが良いのかを必ず書いてください。
テーマ2 スターバックスで黒人男性が逮捕・・・つぎの文章を読んで、自分自身や周囲の人の行動・言動から気づいた「無自覚な差別意識・偏見」について、考えたことを書きましょう。差別というのは、さまざまな弱者や少数者、異質な他者に向けられます。大きな事件でなく、自分の身の回りにある小さな事例を探してみましょう。
まずはしっかりと文章を読むこと。そして、そこに書かれてあることを理解すること。必要であれば調べてみること。その後、自分のその記事に対する考え方をまとめること。ただ、6月なので、こう考えてみてはどうですか、というヒントのようなものを設問の中に入れるようにしている。また、時事的な話題もニュース性のあるものから選択しているので、今の社会を知るきっかけにもなるはずだ。
さて、どんな考えをまとめてくるか楽しみです。