2019年神奈川県公立高校入試の選考基準について

Twitterでもお伝えしましたように、先日、県教委から来春公立高校入試の選考基準の一覧が発表になっています。なにが発表になったのかがわからない方もいらっしゃるでしょうから、簡単に説明をしておきます。

http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/h31/documents/001_kijunhyo.pdf

神奈川県の公立高校入試は、学校成績、当日の入試得点、面接の総合得点で合否が決まります。上位校の一部ではこれに特色検査が加わります。そして、それぞれの比率は高校ごとに違っていて、それも、毎年のように変えて良いことになっています。今回発表になったのは、来春入試での各高校の「学校成績、当日の入試得点、面接の比率」ということです。

4:4:2というのは、学校成績が400点、入試が400点、面接が200点の合計1,000点満点で合否が決まるということです。3:5:2は、学校成績が300点、入試が500点、面接が200点の合計1,000点満点ということになります。当然、4:4:2より3:5:2の方が当日の入試得点の重みが大きいということになります。

また、すべての高校で実施される面接の観点も発表になっています。公立高校入試での面接は、観点によってのみ評価がされます。極端な話し、面接の態度に○がついていなければ、態度がどれだけ悪くても減点されない、ということになります。観点は、3つの共通のものと、学校独自のものがあり、それぞれの学校ごとに違っています。

表には「1次選考」と「2次選考」がありますが、これは定員の9割までが1次選考で、残りの1割を2次選考で選抜することを意味しています。そして、2次選考は、学校成績を評価の基準に入れず、当日の入試得点と面接、学校によっては特色検査で合否を決めます。その割合も発表になっています。

簡単に説明したつもりですが、なかなかわかりづらいですよね。

中3生は、志望校を選ぶに当たって、4:4:2なのか3:5:2なのかに先ずは注目してください。当日の入試で自分の学校成績よりも良いライバルたちを蹴散らしていこう、という作戦なのか、自分の持っている学校成績のアドバンテージを活かしていく作戦で入試にのぞむのか、ということです。

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