高校入試で部活動の成果などは合否の資料として活用されるの?

部活動が高校入試に関わるのかどうか。つまり、部活動を3年間続けていたり、部活動で良い成績をあげれば、高校入試で有利になるかどうか、ということです。

結論からいうと、神奈川県の公立高校入試では評定(教科ごとの数字の評価)以外のことは、面接や特色検査で確認する方針のためまったく関係がない、ということです。観点別の評価も活用されません。

もう少し細かく説明すると、神奈川県の公立高校入試では、調査書は評定の数字だけを活用することになっています。確かに中学校から提出される調査書には、諸活動の記録や所見欄があります。その内容は面接の時に活用するもので、点数化などはしません。

トップ校を含めて県立、市立の上位校では面接点で差がつくところはほとんどありません。ということは、中学校の部活動で全国大会に出場していたとしても、それを評価してもらう場(評価はしてもらえてもそれを合否に結びつける資料として活用する場)はない、ということです。

そういった意味で、部活動の成果などは高校入試の合否には全く関わらない、といえます。

もちろん、クリエイティブスクールなどでは評定の数字は評価せず、その他の部分を活用します。また、面接を重視している学校でも評定の数字以外の部分が活用されもするでしょう。

ですから、部活動が高校入試に関わるか、ということについては、上位校の入試ではまったく関係なく、面接を重視する高校の入試では関わってくることもある、というのが正しい理解だといえます。

ただ、部活動というのは「好きだから」やるもので、高校入試に有利だからやるものではないはずです。

学校生活は部活動だけではありません。生徒会活動、クラスでの活動、学校の外でのボランティアなどの活動、様々にあるはずです。まずは高校入試に関わるどうかではなく、自分の興味と関心、さらに様々な経験をすることを第一に考えてみましょう。

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