神奈川県公立高校入試問題(平成30年度) 国語の傾向と対策 その1

今日は朝から「神奈川県公立高校入試」の「今春実施国語問題」の解答・解説授業を作っていました。とりあえず問1から問4まで作ったので、今週中には「傾向と対策」を含めてできあがるはずです。

この解答・解説授業は、県内の何人かの先生で分担して作成し、自塾の生徒や、県内の各塾、個人の受験生のために役立てれば、というものです。今月末までには過去3年分の解答・解説も含めてご案内できる予定です。ご期待下さい。

さて、国語の傾向と対策を簡単にまとめておきます。

国語の入試問題の難易度

  • 平成31年度 59.1点
  • 平成30年度 65.6点
  • 平成29年度 73.1点

この3年分を見てわかるように少しずつ難易度が上がっています。5教科の中で最も得点が取りやすい教科だったのが、今春入試では理科(61.3点)にその座をゆずることになりました。得点分布表を見てください。きれいに正規分布しています。国語の場合は「ほぼ自分のもつ実力通りの結果」になっているといえるでしょう。

来春入試ですが、平均点はもう1段階下がって50点から55点のあたりになるのでは、とわたしは予想しています。どの教科もそのあたりに落ちつかそうという県教委の意図を感じるからです。たぶん、古文あたりにもう少し難しめの設問が入るのではないでしょうか。それだけで数点は平均点を下げられます。

出題傾向

問1 漢字の読み書き(2点×8問) 語句(2点×1問) 俳句(2点×1問) 計20点

問2 古文の読解問題(4点×4問) 計16点

問3 小説文の問題(4点×6問) 計24点

問4 説明的文章の問題(小問8問) 計30点

問5 資料問題(小問2問) 計10点

毎年の出題傾向は変わりません。漢字・語句、古文、小説文、論説文、資料問題の出題です。記述については問5の資料問題に30字程度のものが6点配点で出題されます。この問題の昨年度の正答率は11.7%だったので難敵だといえます。問5は(ア)の正答率も28.2%と低く、ここで10点を落とした生徒が多数いたということになります。

5教科で400点以上が必要な生徒は、国語は問5以外はすべて正解していないと90点前後にはならず厳しいたたかいになってしまいます。また、300点代の後半が必要な生徒も国語は80点前後の得点が必要でしょう。

実は、漢字の読み書きで「彫塑」の読みが16.2%、「振興」と「興亡」の「興」の文字をあわせる問題が25.1%と正答率が低かったのです。ここで4点を落としていると問5の10点とあわせて-16点で84点になります。

とにかく国語に関しては、問2から問4までは1問も間違わない、といった覚悟でのぞむことです。そうした気持ちで過去問の演習や予想問題演習に取り組みましょう。

設問ごとの分析は稿をゆずります。近日中に書きます。