中3生へ この時期に大事なことです。

公立高校入試は今日から出願です。木曜日の夜には各校の倍率が判明します。その倍率をみて、来週の月曜日から志願変更の期間となっています。

いよいよですが、この時点での注意点をいくつか。

とにかく落ち着いた毎日を過ごすこと

出願は学校ごとにグループになっていきます。どうしても、あの子がこの学校を受けるの、などと友だちと言い合ったりと、気持ちが落ち着かなくなりがちです。気持ちが高ぶるのはわかりますが、極力、そうしたバタバタした場所から身を引いて、自分だけの世界に入るようにしましょう。他人はどうでもよいのです。受験は自分だけの勝負です。気持ちをどれだけ平静に保てるか。それも合格への大切なアプローチです。

様々な情報に踊らされないこと

今日の夕方以降、SNSなどで「△△高校の出願者は何人だよ」などと書き込みが増えます。おっきな塾は、わざわざ職員を動員して、今日の終わりの段階での出願数をネットにアップしたりします。そんな情報はすべてシャットアウトすることです。木曜日の夜には倍率は県教委から発表になるのです。スマホで様々な情報を集める時間があるのなら、社会や理科の一問一答をやった方がどれだけ有意義か。とにかく、ネットの情報は遮断しましょう。

友だちとも距離をおきましょう

受験は「ひとり」でたたかうものです。友だちとの関係は時に励ましにもなるし、モチベーションを維持する上でも大事です。でも、ここから2週間。孤独にたたかいましょう。

受験は「裸の自分」が「むき出しの自分」がわかってしまうものです。その自分と正面から向き合って前に進んでいくしかないのです。「個」が露わになるからこそ、受験を通じて大きくなっていけるのです。深く、深く、自分の中に沈み込んでいく時期です。友だちとも一定の距離をおくべきです。もちろん、SNSも遮断して良い時期です。

LINEで「受験大変だよぉ」と叫んで、「そうだね、お互いに頑張ろうね」などとやりとりをする時間がどれだけムダな時間なのか。それをしっかりとわかったものが最後に勝利します。あと2週間。静かに、丁寧に毎日を過ごしましょう。

お父さん、お母さんは静かに見まもってあげてください。

お父さん、お母さんにできることは限られています。静かに見まもることだけです。でも、そうしたお父さん、お母さんがそばにいるからこそ、子どもたちは安心して毎日の学習に励むことができるのです。

受験は結局は子どもたち自身の戦いです。親はそうした子どもに何かしてあげたくなります。子どもの方から何か相談してきたらしっかりとその相談にのってあげべきですが、親の方からあれこれと口を出すのは絶対にダメです。

子どもたちは受験を通して大きく成長していきます。その姿を温かく見まもってあげてください。

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