絶対評価の「評定3」は「真ん中」の成績なのでしょうか。

周辺の中学校では学校の成績が出はじめています。今年はコロナ禍の学校休校の影響で1学期の成績が出ていませんでした。3期制の学校も2期制のように10月のこの時期に1学期というか前期の成績がでることになりました。新中1生にとっては初めての成績ということになります。そこで今の中学の学校成績について少しお話をしておきます。

中学校の成績は5段階ででていますが、相対評価ではなく絶対評価です。なにが違うのか簡単にまとめておきます。

相対評価 評定5は7% 評定4は24% 評定3は38% 評定2は24% 評定1は7% と、全体の中でどの位置にいるのかによって成績がつきます。お父さん、お母さんが中学生だった時はこの相対評価でした。簡単にいうと上から順番に並べてここまでが5で、ここからは4で・・・といった成績の付き方です。集団の中で他者と比較して出される評価といえます。

絶対評価 平成14年からの成績のつけかたです。教育目標に対する達成の度合いでみる評価です。わかりにくいですね。個人の成績や生活態度を総合評価するものです。提出物、授業での関心度、意欲、態度などを点数化し、テストの点数と合算して評価が出ます。したがって、評定5は○%などという基準はなく、成績をつける先生によってかなり違ってしまうのが実際です。

おわかりでしょうか。今の中学校の評定は、定期試験の結果で決まるのではないということです。もちろん定期試験の得点も評価の材料となりますが、それ以外の様々な観点が合算されてのものだということです。そして、それぞれの評定の人数も明確に決まっていないということです。ではどんなことが起こっているのかということです。

評定3は普通なのか?

相対評価では「評定3」は全体の真ん中の成績でした。真ん中を平均、普通というのであれば「評定3」は普通の成績だったといえます。それでは絶対評価での3はどうなのでしょう。

学校成績がオール3だと9教科で27になります。この成績で神奈川県の公立高校を受験するとどのぐらいの高校に合格できるでしょう。miyajukuの周辺校ですと「大和南」と「大和東」の間ぐらいになります。全県模試の偏差値でSS40~SS35の学校に合格できる成績です。偏差値の中心はSS50ですから、オール3というのは相対評価でいうと下位25%に属するということになります。

逆にSS50ぐらいの県立高校、大和西高校あたりに合格するためにはオール4ぐらいが必要になります。学校成績のオール4というのが、相対評価でいうとちょうど全体の真ん中ぐらいの成績だといえるのです。

どうしてこんなことがおこるのでしょう。それは「絶対評価」だと、学校の先生は「評定4」や「評定5」をたくさんつけるからです。わたしの感覚からすると、生徒のほぼ半分は「評定4」以上の成績がついているのではないか、と思っています。もちろん、厳しい先生もいて、評定5はほとんどつけないという場合もあります。基準はない(県教委はおおむね何%などと基準をつくっていますが)のと同じなのでこんなことになってしまいます。

結論です。

学校成績は「オール4」で全体の真ん中の成績、とざっくりと理解しておいて下さい。「評定3」の成績がついた教科については、かなり真剣に対処をしないと大変なことになってしまうと危機感を持って良いでしょう。ただし、絶対評価ですので、定期試験の得点だけではなく、提出物や授業態度などもチェックする必要があります。「関心・意欲・態度」の項目に要注意です。