令和4年 神奈川県公立高校入試 選考基準
来年度公立高校入試での基準が県教委から発表になっています。
http://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/r4_02senko_kijun.pdf
この基準を見るときに注目したい点は2つです。
1 学校成績、学力検査、面接、特色検査の比率
2 面接の評価の観点
とりあえず今の段階では 1 のみに注目しておけば良いでしょう。2 については「面接シート」を年末あたりに書く時に見れば良いものです。今日は 1 のことについてお話ししておきます。
神奈川県の公立高校入試では合否の資料が「学校成績、学力検査、面接、特色検査」になっています。そしてもその比率は各校ごとに違っています。今回県教委から発表になったのはその高校ごとの資料の比率ということです。
たとえば「厚木高校」を見て下さい。
1次選考 学校成績、学力検査、面接、特色検査 3 : 5 : 2 : 2
2次選考 学力検査、面接、特色検査 8 : 2 : 2
となっています。
わかりやすく1次選考は1200点満点で合否が決まると考えてみてください。学校成績が300点、入試の得点が500点、面接が200点、特色検査が200点となるわけです。2次選考は学校成績を見ずに、入試の得点が800点、面接が200点、特色検査が200点となります。大和高校と比べてみましょう。大和高校は1次選考が 3 : 5 : 2 : 1 となっているので、厚木高校に比べて「特色検査」の割合が減っています。厚木高校の方が特色検査で逆転が起こる可能性が大きいということですね。
miyajukuの周辺校を見てみましょう。
3 : 5 : 2 で当日の入試得点を重視する高校 → 海老名高校 座間高校 大和西高校 など
4 : 4 : 2 で学校成績を重視する高校 → 市が尾高校 元石川高校 松陽高校 麻溝台高校 など
学校の成績1段階分を当日の入試の得点に換算すると
3 : 5 : 2 の学校は、学校成績の1段階が当日の入試で 2.2点分
4 : 4 : 2 の学校は、学校成績の1段階が当日の入試で 3.7点分
ということになります。
志望校を考えるにあたり大事なことは、自分の学校成績と自分の実力です。模試などでは良い得点がとれているけれど、技能教科を含めて学校成績がいまひとつだな、という生徒は「3 : 5 : 2 の学校」を、その逆に学校の成績は取れるのだけれど模試などの点数はなかなか取れないという生徒は「4 : 4 : 2 の学校」を中心に選択すると良いでしょう。
県教委から発表になったこの表はそのように利用してみましょう。
県教委のページに詳しい見方があります。 → http://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/r4_01kijyun.pdf