学習成果
いいわけがましくなりますが、学習成果というのはとても難しいものです。子供がひとりひとり違うように、その成果の現れ方も一様ではありません。突然のように結果が出る子供もいれば、遅々として結果がでない生徒もいます。塾として難しいのは、つねにある程度の結果を求められていることです。あともう少し我慢すれば結果がでるのに、という状況で、「塾に通わせていても結果がでませんから」といった理由で塾を去られてしまうのが最もつらい事です。小学5年生の「割合」からつまずいている生徒に、「連立方程式の応用」を教えるのは並大抵のことではありません。生徒はそう簡単に小5の段階にもどってはくれませんし、ノートの取り方から教えていく必要のある生徒には指導の時間が必要となります。ちょっと我慢してください。そして、ちょっとずつの成果をほめてあげてください。子供の毎日は、大人の毎日とは時間の進み方が違います。その「ちょっとの進歩」が、後々の「飛躍」につながるのですから。すくなくともその「芽」をつまないでください。