センター試験6教科義務化 1
「センター試験6教科義務化」を伊吹文明文部科学相が検討しているとのニュースが入ってきた。文科省の高校での履修不足問題への対応と言うことだろう。
みなさんはこの事をどう考えますか?
そもそも今回の履修不足問題は、高校の格付けが大学合格者数によつて決まっている現実に端を発しています。高校は有名大学に自校の生徒を進学させるために競って入試科目に重点をおいたカリキュラムを作成した。当然、指導要領にあっても入試には必要ない家庭科や情報科などの授業はカットされ、英語や数学に振り返られた。こういうことです。
神奈川県の公立高校に1校も履修不足がなかったのは、神奈川県の公立高校が大学進学実績を競うレースからおりてしまっているからです。神奈川県では大学入試指導は私立高校に最初からゆずってしまっているのです。ただ、私立高校の数が多くない地方では、公立高校がその役割を担わねばなりません。だから地方の公立高校で履修不足が多数あったわけです。
さて、センター試験を6教科義務化することでこの問題は解決するのでしょうか。
私は賛成でもあり反対でもあります。その理由は後日書くことにします。