高校生の部活動
夏の高校野球の県予選がいよいよ佳境に入ってきたようだ。今日が準決勝、明日が決勝。横浜、東海大付、慶応、桐光といつものメンバーが残っている。
高校の部活動は難しい。とくに野球やサッカーなどの集団競技は、私立高校が圧倒的につよい。指導者、グランド、学校のバックアップ、あらゆる面で公立を凌駕する。
そこのところの事情が中学生にはわからない。純粋に競技に熱中するという意味では、中学生のスポーツまでが「純」で、高校生のスポーツはセミ・プロと言っていいかもしれない。
公立校がどれだけ頑張っても、県でベスト16あたりに進むのがやっと。ある意味、関東や全国へ駒を進めるのはほとんど不可能だ、という現実がある。いや、勝つことが高校生のスポーツのすべてではないので、何も公立校での部活動を否定しているのではない。自らを鍛えるためには是非ともスポーツをやってもらいたい、と思っている。
私も高校時代はバスケットボール部に所属していた。熱中症で病院に運ばれたこともあるほどハードな練習をしていた。でも、その経験が、いろんな意味で自分の糧になったことは確かだ。
中学生のみんな。高校の部活動は、中学とは様子が全く違う、弱肉強食の世界だからね。そこをよーくわかっておこう。好きだから、というようなレベルでは強豪校ではスポーツは続けられないよ。