中国の脅威

昨晩遅くにNHKスペシャル「人事も経理も中国へ」という番組をみた。

生産拠点を続々と中国へ移し、コストダウンを図ってきた日本企業が今、人事や経理などホワイトカラー業務までも中国へ移し始めている。日本語が堪能で、人件費は日本人の5分の1以下という安さを武器に、中国で日本企業の仕事を大量に請け負っているのだ。

番組に登場してくる若い中国人たちの目の輝きがとても印象的だった。また、その日本語能力の高さと、仕事への対応能力にも驚かされた。物事を前向きにとらえて努力していこうとする姿勢は、多くの日本の若者たちがなくしてしまったものだ。

こうしたアウトソーシングの流れの中で、40万人分の雇用が中国に流れていくとのことだった。突然仕事を失った日本のおじさんたちは苦悩するが、新たに自分で出来ることをさがして挑戦していく。

さて、今の中・高生たちが大人になったときにどうなるだろう。よっぽどの能力がなければ、これからの社会の中で仕事をして稼いでいくことは不可能だろう。現実は厳しい。時代の流れはさらに急速に厳しさを増していくはずだ。

問題なのは、そうした実感を子供達にいだかせないことではないだろうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次