小学校での教育

小学校で授業が成り立っているのだろうか? そんなことを感じるこの頃だ。塾生に「学校の授業をみんな聞いてるの?」と聞くと、「クラスの中の7、8人かなぁ。先生の話を聞いてるのは」といった妙に具体的な数字で答える。とにかく小学校が学力をつける「場」ではなくなっているように思えてならない。

塾に対するモチベーションも下がっている。学校補習では小学生は集まらなくなっているのが現状だ。学校が学習をさせなくなっているので、親もとくに子供に学習をさせる必要性を感じなくなっているのだ。学校からは客観的な成績もまったく出てこない。子供達は学校に行っても学力はついていない。それに気づく親もまた少ない。

学校でも学力がつかない。かといって塾にも行かない。いったい小学生はどうなっていくのだろう。確かに、ふつうの中1の学力はどんどん下がってきているように感じる。何のための学校なのだろう。この国の教育は根本的に立て直しを迫られているように思う。

小学校を6年制から4年制にするのもひとつの手だと思う。4年までは生活習慣や社会生活の基本を中心に学ばせ、5年からの5年間(今の小5~中3)を学力重視で教育していく。とにかく小学校の6年間は長すぎる。区切りをどこかでつけるべきだ。

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