修学旅行の中止の判断

インフルエンザ問題で、修学旅行をどうするかの対応がゆれている。たとえば、相模原市のT中は昨日までで修学旅行を終えたが、すぐ隣のK中は、今日からの修学旅行が延期になるらしい。延期といっても、日程等の都合から中止と同じことで、日帰りのディズニーランドへの遠足、などといった代替イベントで終わるようだ。

横須賀市や藤沢市などが中止をする中、横浜市は実施の方向とのこと。中学は市立学校なので、各市教委の対応が見事に分かれている、ということだ。そして、気になるのは市教委がどちらを向いてこうした判断をしているか、ということだ。

今回のインフルエンザは毒性が少なく、今のところ国内では死者も出ていない。たとえ感染したからといってたいしたことはないのはわかっている。確かに京都で感染者が確認されたが、たったのひとり。神奈川県にだって感染者はいる。京都府の大学への休校要請も過剰反応と思われる。

が、マスコミや一般市民の目はとんでもなく厳しい。感染者をまるで犯罪者のようにあつかっている。先日の洗足学園にも「どうしてニューヨークに行かせたのか」とか「うちの子が感染したら責任を取ってくれるのか」などというお門違いの抗議が入っているとのこと。

こうした状況の中では「中止」したくなる市教委の気持ちもわからないではない。

横浜市は、「子供が楽しみにしている修学旅行と感染の危険を天秤にかけても実施だろう」と判断したのだろうか。子供の立場に立った判断だ。それに対して、相模原市や横須賀市などの判断は、生徒ではなく世間を向いた判断のように感じられる。

さて、これから修学旅行をひかえた大和市はどうするのでしょうか。子供の立場に立った判断をのぞみたいです。

たいしたことないですよ。インフルエンザなんて。今のうちにかかったおいたほうが抗体ができてかえって良かった、なんてことになるかもしれないです。

子供たちが楽しみにしている修学旅行を奪うのはやめましょうよ。世間の人たちも、もっと寛容になりましょうよ。何でも責任をどこかに押しつける、そんな風潮はなくしましょう。

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