前期の成績が出ました
昨晩は中1の授業で、初めてもらった数字の成績表をどうとらえるか、について話して聞かせました。まず、自分の成績を覚えていない、というとんでもない生徒が2人ほどいたので、厳しい口調で説教をしました。覚えていない、ということは関心をもっていない、ということと同じです。自分の成績に関心が持てないようならば、成績を上げることなど不可能だときつく言いました。
今の子供たちは「成績」というものに執着心を持たないものが多いです。「成績」に執着することは「悪いこと」だとさえ教えられてきています。しかも、小学校の成績は、自己内の絶対評価というわけのわからないものです。同じ絶対評価でも数字で出された中学の成績をどう受けとめるか、とても大事なスタートだと考えます。
良い意味で数字に執着して欲しい、というのが私の願いです。人を蹴落として自分が前に進む、というのではなく、自分の中で今よりも一歩でも前に進んでいく基準として数字に執着してほしいのです。今回の英語の成績は、きっと全体の半分近くが評定5をもらっているはずです。もしも、評定4であったら、ましてや評定3などであったら、かなり危機的な状況に自分がいる、というイメージを持って欲しいのです。
そうした危機感がつぎのステップに自分を押し上げていくチカラになります。今回の成績があくまでも「第一歩」です。ここからどこまで自分を引き上げられるか。それは君たちの「意識改革」にかかっているのです。
数字だけで人を評価しろ、などと言っているのではありません。でも、数字で人が評価される場面もあるのです。大人になって行くにしたがって、そうした機会はたくさん出てきます。その最初の一歩として、今回の成績表の数字にしっかりと目を向けて欲しいです。
自分というモノのひとつの結果が学校の成績の数字です。そうした意味で、成績の数字に「こだわり」を持って下さい