あらためて考えていること
塾だから結果を出さなければいけないのは当然だ。でも、結果とは何なのか、といったことがとても難しい。
多くの方が大手の塾に行かれる。理由は結果が出てるからだ。その結果は、○○高校△△名や□□大学△△名というものだ。大手の塾は教室をたくさん持っているので塾生も多い。神奈川県公立トップ校合格1.684名、東大合格821名、なんて結果を出されると、たいていの人は「すごいなぁ」となる。
miyajukuは中学生は1学年に10名ほど、中学受験、大学受験生は数名ずつしかいないので、こうした結果の出し方はできない。
その他に塾の結果の出し方にはどんなものがあるだろう。偏差値という数字を出して、偏差値20アップ、などと打ち出す塾も多い。学校の成績で、定期試験5科で60点アップ、内申点5科で7アップ、なんて打ち出し方も多い。これはmiyajukuでもやっている。昨年の中3は8段階アップが1人、6段階アップが2人いた。
でも、これらの結果は、塾の指導の結果としては当たり前すぎるもので、こうした数字をことさらに強調してもしかたがない、というのが私の考えだ。おっきな塾の中にはこうした数字を並べ立てて宣伝しているところもある。そうした塾と同じ土俵にのりたくない。
では、miyajukuが保証する結果って何だろうか。
とても抽象的な表現になってしまうが「成長」だと考えている。「ひとりひとりのこどもたちの受験というきっかけを通しての成長」こそがmiyajukuが目指す結果だと思っている。もちろん「夢の実現」がともなうことが重要だ。しかし、たとえ志望校に合格出来たとしても、成長のともなわない結果ではダメなのだ。
私立中学入試、私立大学入試まで165日。高校入試まで179日となった今。あらためてそんなことを考えている。