男の子の反抗期
毎年のように塾生のお母様から「息子が言うことを聞かなくて」といった相談を受けます。だいたい中2の今頃がピークでしょうか。先日も△△君のお母様から相談を受けました。つらいと思います。ちょっと前まではあんなにかわいかったのに、といった思いが母親にはあります。「うるせぇ、くそばばあ」なんて言葉を聞くと泣きたくなってしまうのも良くわかります。
ちょっとしたアドバイスです。「うるせぇ」と言われたら「あぁ、こわ、こわ」、「くそばばぁ」と言われたら「あなたはそのくそばばぁのなんなのかしら」、「ふざけんじゃねぇょ」と言われたら「あら、もうしわけありませんでした」、なんて受け流してはどうでしょう。まともに相手の言葉を受けとめるからお母さんもカッカしてしまうわけです。流してしまえば気持ちも楽になります。
また、「○○しなさい」などといった命令口調はさけましょう。わかっていても素直に聞けない時期です。と同時にあまえたい時期でもあります。それならばせっかくのチャンスです。自立のきっかけにしましょう。生活面での口出しを減らし、自分でやらせるようにすることです。しっかりと約束をし、その約束を守らせるようにします。その時、少々のことには目をつぶることも大事です。
とにかく、時期が過ぎなければダメなのが反抗期です。他人に迷惑がかからないかぎり親が受けとめてあげるしかありません。ただ、ストレートに受けとめていると親もまいってしまいます。軽く受け流してしまえば、相手も拍子抜けします。肩に力を入れず、ニコニコ笑って対処しましょう。同時に、きちんと伝えるべきことはしっかりと伝えることです。
もうひとつ。お母さんも、この息子さんの反抗期をきっかけに、自分と息子の関係についてとらえ直してみましょう。いつまでもかわいい△△ちゃんのままではないのですから。