オリンピック招致委員のプレゼンテーション
それにしても、日本の招致委員のプレゼンテーションは、プレゼンってこうしたものなんだ、といったお手本のようでした。すべて英語とフランス語でのものでした。仕事がら、すぐに「今回の日本の招致委員のプレゼンは入試に出題されるだろう」と考えてしまいます。すべてのプレゼンターのスピーチは、NHKのNews Webに原文と日本語訳があります。
リンク先 → http://www3.nhk.or.jp/news/0904olympic/presentation.html
すべて平易なわかりやすい英語文です。中3生の県立高校の特色化入試、ちょっ高めの私立高校入試で出題されるレベルのものです。もちろん塾の授業の中でもあつかっていきますが、積極的に自学しておいてみて下さい。高校生は、プレゼンの動画をYouTubeあたりで見て、リスニングの教材にするのが最も良いと思います。このレベルの英文を聞いて理解する、というのが、大学入試センターで6割程度を得点出来るチカラだと考えて良いでしょう。
とりあえずひとつの例です。気仙沼市出身のパラリンピック女子走り幅跳び代表、佐藤真海さんのプレゼンの原文の一部です。
I was nineteen when my life changed. I was a runner. I was a swimmer. I was even a cheerleader. Then, just weeks after I first felt pains in my ankle, I lost my leg to cancer. Of course, it was hard. I was in despair. Until I returned to university and took up athletics.
I found that I enjoyed setting a goal – and beating it. I developed new confidence. Most of all, I learnt that what was important was what I had, not what I had lost.
難しい単語はひとつもありません。中2生でも十分に意味を理解できるはずです。佐藤さんのプレゼンは是非とも全文を見ておいてください。