英語を勉強する理由

今日も英語の話です。何で英語の勉強をしなければいけないの? といった生徒の疑問はよく受けます。そんな生徒へのひとつの回答です。

今はネット社会です。いろいろと問題はありますが、今までならなかなか手に入らなかった情報を簡単に手に入れることも出来る便利さがあります。たとえば、natureという科学雑誌があります。世界でもとくに権威のある科学誌です。そんなnatureの記事もネットを通じて読むことが出来ます。もちろん英文ですが。

たとえば、nature 2013年9月3日号 EDITORIALの“Nuclear error Japan should bring in international help to study and mitigate the Fukushima crisis”という記事の一部です。原文は ここ で読むことが出来ます。

The radioactive water leaking from the site of the wrecked Fukushima Daiichi nuclear power plant in Japan is a stern reminder that we have not seen the end of the world’s largest nuclear crisis since the Chernobyl meltdown in Ukraine in 1986.

Given the government’s past actions and information policies, one might doubt whether it would be any more competent than TEPCO at managing the situation and communicating it to the public.

How much radioactivity is still entering the sea? And, given the high levels of radioactivity that have been measured in some species long after the accident, when will fish and seafood from the region be safe to consume? The leaks make it more urgent to find answers to these questions.

抄訳です。

(地震と津波によって)破壊された日本の福島第一原発から放射能をふくんだ水が漏れ出したことは、1986年のウクライナのチェルノブイリ原発事故以来の、私たち人類にとって最大の核危機が、いまだ終息していないという事実を思い出させる。

日本の政府の過去の対応、情報開示から判断すると、日本政府も東京電力と同じく、こうした危機に際して、その状況を管理し、みんな(public)にその情報を開示できないという疑念をいだかせる。

どれだけの放射線が海に流れ込んでいるのか? 原発事故以来かなりの時間が経っているのに、いまだに高いレベルの放射線が検出されているのだが、この地域の魚介類が食べられるようになるのはいつのことなのか? こうした課題に答えを見いだすことが緊急のことだ。

実は、こうした海外の懸念は、オリンピック招致への影響を懸念してなのか日本のマスコミはほとんど扱ってきていないのです。でも、英語を理解するチカラがあれば、こうした情報も自らのものにすることが出来るのです。日本国内での危機意識と、海外の専門家たちの危機意識の差がはっきりわかりますね。

英語を学習すること。それは君たちの目を広げることにつながります。意識を広げることにつながります。そのための英語の学習だということ。とくに価値観が多様化し、複雑化した時代の中で、自ら情報を得て、自ら考えることはとても重要になります。

もちろん、これは英語を学習する必要性へのひとつの回答に過ぎません。でも、このことだけから考えても、十分に英語を学習する意義があると思いますよ。