メタ認知能力
今週号の「アエラ」の記事に「中1学力“二学期の壁”つまずかずに親子で乗り切る法」というのがあった。中1生のお父さん、お母さんだけでなく、その他の学年の方にも読んでもらいたい記事だった。
小学校までは成績優秀。中1の1学期も、まずまずだったのに・・・2学期になってからがくっと成績が落ち込み、勉強嫌いになるケースが増えている。わが子を救うには、親がどう向き合うかが問われている。・・・「脱ゆとり教育」が進み、全体に教育内容が難しくなって、その傾向(がくっと成績が落ち込む)がますます強まっているとも言われるが、その落ち込みは二学期に表れやすいようだ。
こんなふうに記事は進みます。私が注目して欲しいのは、そうした「中1ギャップ」の部分ではなく、つぎの一節です。
成績が下がる、もしくは上がらない子どもの親は、テストの点数や結果しか気にしない傾向がある。どうしてこんな点数なのかを叱りつけ塾へ行けと命じる。でも、成績が上がる子や常に上位の子の親は、子どもが学習するプロセスに寄り添おうとします。『どこがわからなかったの』と尋ねて一緒に見直したり、次はどう勉強したらいいかを子どもに考えさせるように導いたり・・・
そんな中、最も大切なのが「メタ認知力」だと記事は続きます。「メタ認知力」は、高い視点から俯瞰的に自分を眺めるチカラ、ということです。そのチカラをつけるために親が心がけることがいくつか書かれています。
ここから先は著作権もあるので是非ともご自分でアエラをお買いになって読んでみてください。380円の価値はこの記事だけでもあると思います。
確かに、今のこどもたちは「どこがわからないの?」と聞いても、「全部」とか「数学」とかいった答えしか返ってきません。「数学のどの分野のどの単元が」といったことを答えられる生徒はほとんどいないのが実際です。これが「メタ認知能力」が足りない、ということのようです。私も勉強になりました。