1問を大切にする学習
今日は朝から小6受験生のお母様方の面談です。miyajukuには5人の私立中学受験生がいます。あと52日です。12月1日に受験した首都圏模試の結果、過去問演習の結果などをもとにして受験校の決定、冬講習の目的、あと7週間の過ごし方、などをお話ししています。
私立中学受験というと、とにかく単元を先に進めていく学習を強いられがちです。それほどやらなくてはいけないことも多いのは確かです。新しい四谷大塚のカリキュラムでは、5年終了時に6年範囲をすべて終え、その後は問題演習に、といった流れになっています。
量をこなしていくこと。50%の理解で良いからどんどん先に学習していく。理解不足は量で補う。そんな感覚でないと私立中学受験の学習にはついていけない、といった様子です。
私はそれは違うと考えています。ここにきたとしても同じことです。あと52日しかない。だからペースを上げてどんどん学習を前に進めていかねば、と考えてはいけないということです。1問を大切にすること。ここまできたからこそ、そうした姿勢で学習にのぞんでいって欲しいです。
難しい問題というのは、いくつかの要素が複合的にからんだ問題です。解きほぐしていくと、ひとつひとつの要素は基本的な出題です。とくに中堅私立中学の問題はそうなっています。大切なことは「基本的な出題をしかりと解けるようにしていくこと」なんです。
だから、あと52日だからこそ「基本」に戻るべきだと考えます。miyajukuの学習はそうしていきます。しっかりした土台作り。そのための中学入試であるべきです。丁寧に1問を解いていく。しっかりと自分の血や肉にしていく。そんな学習をこの冬も進めていきます。
結果的にそれが合格への近道でもある確信しています。