入試の国語と学校の国語は別教科
読まなければいけないものがたくさんある。読まなければいけないものというのは、授業であつかう現代文や古文や漢文の文章だ。センター試験の演習問題を1年分予習するだけでもかなりの時間を要する。それに私大の問題もふくめるとかなりな量になる。行き帰りの電車の中でも読んでるし、家に帰ってからも読むことになる。あと一ヶ月ちょっと。頑張ります
それにしてもセンター試験の古文は「・・・」です。最近は「擬古文」といって、後世になって平安時代の文章を真似て書いたものが出題されることが多いです。それも和歌を交えた恋愛ものです。正直、まったくおもしろくない文章です。入試問題ですからおもしろい必要はないのですが、何年分も読まされる方としては しかありません。
こうした文章は読んではダメです。長いですし、全文を読んでいる時間はありません。同時に、読んだところで設問に対して答えるのに何の徳にもならないのが実際です。この手の問題への対策をしっかりと取り、設問に対して正解を得ることにしぼった解き方をするべきです。解き方は授業の中で生徒たちにしっかりと教えています。
中学入試でも、高校入試でも、国語の入試問題に対しては、学校での国語の授業を忘れてもらうことが正解を得るためのの「肝」になります。国語という教科だと思わず、数学や理科だと思って取り組むように塾では指導をします。入試問題です。正解はひとつしかありません。学校の国語の授業は、どちらかというと、それぞれの生徒の意見を大事にして、どの答えもそれなりに正解になるものです。その感覚は入試に向けては修正しなければなりません。
学校の国語 と 入試の国語 は全く別教科だととらえるべきです。正解がない教科と正解がある教科ほどの違いがあるということです。ここをきっちりしておかないと、入試の国語では大やけどをしてしまいます。
それにしても、国語の入試問題を読むのは、ある意味では「苦行」ですね