中3生の最終模試の結果
今月はじめに実施した中3生の模試結果が戻ってきた。新しい入試制度での県立高校入試は昨年1回おこなわれただけだ。制度というよりも、問題が、50点満点から100点満点に変わり、大幅に記述問題を増やし、と変更されたことで、合格可能性をさぐるのが難しくなっている。より正確な進路指導をするために今月の全県模試を受けてもらった。
何枚かの帳票の一枚だ。右側だけを拡大してみる。
薄いオレンジ色の線が志願者の80%ライン。縦軸が学校成績、横軸が今回の模試の成績。数字はその成績に位置している生徒の人数。色の塗ってある四角が本人の位置を示している。80%の中に入ってればほぼ合格出来る位置だ。ほとんどの生徒はこのボーダーライン上か、その一つ外側の場所に位置している。
学校成績は動かないが、当日の入試でどの程度の得点で合格出来るのかがはっきりとわかる。逆にどの程度まで失敗が許されるのかもわかってくる。さらに、どの教科のどの問題を伸ばすことが出来るのか。たとえば、国語の「要約問題」がこの模試で0点だったとすると、当日の入試で8点を得点出来ればこの位置まで自分が動く、ということも予想できる。
この模試データと、日曜日に行っている予想問題演習の得点と、願書〆切りの後に発表される志願者倍率の三つを資料として、正確な合格可能性を提示していきたい。ただし、どこまでいっても100%はあり得ない。とくに新制度では当日の入試得点が重視されている。いくらでも逆転がおこってくる。
最後はどこまで挑戦する気持ちが強いか。自分にどれだけ自信を持てるか。どれだけ自分の努力に信頼をおけるか。そんな判断になる。こうした決断は15年の人生で初めてのものになるが、初めてだからこそ、それ以降のあらゆる「決断」のモデルになってしまう。
まずはあと10日間。もがけるだけもがくことだ。